東京

先日、随分久しぶりに東京に行ってきました。
東京もそうですが、コロナ禍になってから外出がめっきり減ったので、泊りでの外出自体が久しぶりでした。だいぶ日常が戻ってきました。記録をたどってみると2018年以来の5年ぶりの東京でした。当時は解体前の築地市場を見学に行ってました。

すみだ北斎美術館
今回の東京は両国周辺の建築見学に行ってきました。妹島和世の「すみだ北斎美術館」と「ヨシダ印刷 東京本社ビル」、槇文彦の「YKK60ビル(旧YKK R&Dセンター)」と「刀剣博物館」、プランテックの「渡辺パイプ両国ビル」、菊竹清訓の「江戸東京博物館」(工事中なので外観だけ)、杉山隆+鹿島建設の「両国国技館」(閉館中なので外観だけ)などと、両国は現代建築が多くて面白かったです。両国駅前の「ライオン両国ビル」も外観がクネクネしていて面白かったです。

銀座メゾンエルメス
夕方から銀座に移動し、銀座一帯を散策。久しぶりに来ると建物も色々と変わっていて面白く、銀座は現代建築の一大ショールームですね。数寄屋橋交差点の「ソニービル(芦原義信)」がなくなってしまったのは残念ですが、おかげで隣の「銀座メゾンエルメス(レンゾ・ピアノ)」の外観がしっかりと見られたのはよかったです。ソニービルの跡地には竹中が新しい「Ginza Sony Park」を作っているようです。向かいの「東急プラザ銀座(日建設計)」で晩御飯食べてきました。

往復の新幹線はiPhoneのsuicaで乗降出来て大変便利でした。昔は駅前の金券ショップで回数券を買っていましたが、時代とともになくなってしまいましたね。

東京行く前に「ヤクンカヤトースト」のお店が東京国際フォーラムにあることを知ったので、行ってきました。ヤクンカヤはシンガポール発祥のカフェで、シンガポールに留学していたときに何度か行きました。記憶が美化しているのか、味がローカル化しているのか分かりませんが、シンガポールのお店とは味が違っていましたが、それはそれで美味しかったです。

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Blog Ranking(読書・デザイン) | 2023/08/14 (月) / 00:50

鎌倉

このGWは11年振りに鎌倉に行って来ました。
前回の鎌倉訪問は、2008年の走行距離1,600km強の長旅の一部で寄り、時間の都合でカマキン(神奈川県立近代美術館・鎌倉館)しか見られなかったのですが、今回は二日間かけてがっつり回ってきました。面白かったです。
鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム
お目当ての一つは、そう、取り壊しの危機を乗り越えて「鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム」として生まれ変わったカマキンです。来月正式開館を控え、今日まで公開中の「新しい時代のはじまり」展を見てきました。耐震補強に加え、設備・外壁等を新しくし、とても綺麗になっています。耐震補強は「iSGW工法」と呼ばれるガラスと鋼の透過型耐震システムが採用されていました。私は知らなかったのですが、TIS&PARTNERSとア・ファクトリーが開発し、2008年にグッドデザイン賞を受賞している工法です。見た目を損なわず補強が出来るみたいで、無骨なブレースなどがなく良い感じです。

江ノ電
こちらはスラムダンクのOPに出てくる聖地で、江ノ電の鎌倉高校前駅横の踏切です。随分周知されているようで、撮影者も多くいました。上り・下りと両方の江ノ電を撮影し、天気も良くて良い写真が撮れました。
今回、藤沢駅周辺で宿泊したので、江ノ電の始発から終点まで乗る江ノ電乗車もお目当ての一つです。GWの江ノ電は11年前も激混みでしたが、今回もやはり激混みでした。でも他に類がないルートを走る鉄道で、端から端までの34分間は、あっという間に過ぎる楽しい乗車時間です。

極楽寺坂切通し
鎌倉高校前駅の他、極楽寺駅でも下車しました。極楽寺を拝観し、極楽洞から出てくる江ノ電を撮影し、極楽寺坂切通しを歩いて長谷に向かいました。極楽寺駅も、切通しも、まさに海街diaryの世界でした。また道中「力餅家」を見かけ、そのときは確証がなかったのですが、あれ、これはと思い、念のため寄って力餅を買って写真も撮影してきました。帰ってから確認したら、やっぱり海街diaryに出てたお店でした(笑)

高徳院鎌倉大仏
長谷寺と鎌倉大仏で有名な高徳院にも寄りました。どちらも流石メジャー所と言った感じで、観光客で溢れていました。長谷寺は拝観受付に自販機まで設置されていました。長谷寺本尊の「十一面観世音菩薩像」は素晴らしく、木彫仏としては日本最大級(高さ9.18m)の尊像のようです。長谷寺は紫陽花が有名ですが、この本尊だけでも充分見応えありますね。鎌倉大仏の阿弥陀如来は、与謝野晶子の言ったように美男でした。顔も佇まいも凜々しかったです。

レストラン・ワタベ
食事は今回アタリで、どのお店もとても美味しく、お店の雰囲気・接客も良かったです。鎌倉駅近くの「とみやま」ではしらすを、同じく鎌倉駅近くの「楠の木」では鎌倉和食を。長谷駅近くの「レストラン・ワタベ」ではフレンチを頂いてきました。ワタベは、江ノ電の線路脇にお店があるのですが、路地から線路跨いでお店入るのが衝撃でした(笑)

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Blog Ranking(読書・デザイン) | 2019/05/06 (月) / 14:48

謹賀新年2019

明けましておめでとうございます。
随分久しぶりの更新で、更新方法を忘れかけていました(笑)。

猪子石神明社
亥年の今年は、名東区にある「猪子石神明社」に初詣に行ってきました。
本年もどうぞよろしくお願いします。

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Blog Ranking(読書・デザイン) | 2019/01/14 (月) / 21:11

謹賀新年2016

皆様、明けましておめでとうございます。新年も明けてもう三日ですが、とりあえずご挨拶を(笑)。

日吉神社
今年は申年と言うことで、清須市にある日吉神社に初詣に行ってきました。日吉神社には神の使いとして、狛犬ならぬ狛猿があり、本年に持ってこいの神社です。今年も例年通りローペースの更新で行きたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

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Blog Ranking(読書・デザイン) | 2016/01/03 (日) / 22:35

島根県庁舎

地元出身の建築家、安田臣(やすだ・かたし)が建設省時代に設計した島根県庁舎です。松江市の中心部、松江城の目の前に建っています。

島根県庁舎
県庁前の広場は、広々とした公園のような庭園になっていて、隣の松江城のお堀と合わせて、水と緑の溢れる心地よい空間になっていました。県庁舎の建物は、鉄筋コンクリートの柱の垂直ライン、庇の水平ラインを強調した日本的なモダニズム建築で、1959年竣工と当時に多く作られたような公共建築です。1階部分の一部がピロティになっていて、意匠的に変化させているのが面白いです。

島根県庁舎
さらに面白いのが、そのピロティ部分を抜けて建物の中庭に入ると、枯山水の庭園が造られています。作庭は重森完途(しげもり・かんと)で、重森三玲の長男です。三玲の庭園は、昨年行った東福寺などで見たことあるのですが、完途の庭園は初めてでした。地面のレンガと庭園を真っ直ぐなラインで区切らず、波のようにレンガの形状を変えて作庭しているのが斬新でした。県庁のようなお堅いイメージの公共建築で、このような庭園があるとは島根県なかなかやります(笑)

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Blog Ranking(読書・デザイン) | 2015/05/07 (木) / 22:33

島根県立美術館

今年のGWは、山陰地方を攻めてきました。初の山陰でテンション上がりました。楽しかったです。

島根県立美術館
宍道湖のほとりに建つ、菊竹清訓設計の島根県立美術館です。島根には菊竹建築が豊富で、この島根県立美術館は1998年竣工と、中でも一番新しい建物です。夕陽を売りの一つにしていて、ロビーからも見られるようにガラス張りの外壁になっています。この夕陽を楽しみに行ったのですが、初日は生憎の曇天模様で夕陽は見られず...。予定変更して二日目にも行ったのですが、写真のように少しは出たのですが、全然光量が足らず、残念無念の不完全燃焼でがっくりでした。

島根県立美術館
ロビー空間は天井が高く、ガラス張りの外壁によって自然光をふんだんに取り入れて、明るく開放的な綺麗な空間でした。天井が特に印象的で、白と黒のコントラスが綺麗です。弧を描いて取り付けられていて、黒色の部分は一段上についているため、切れ目が入っているように見えます。照明はその切れ間から光を出していて、間接照明のようなイメージ、また柱周りにも切れ目が入っているため、柱は天井に吸い込まれているようなイメージと、面白いデザインでした。

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Blog Ranking(読書・デザイン) | 2015/05/06 (水) / 11:34

久しぶりの東京

久しぶりに東京に行ってきました。経由などで東京に寄ることはありましたが、目的地として行くのは久しぶりです。

三鷹の森ジブリ美術館
今回の一番の目的は、三鷹にある「三鷹の森ジブリ美術館」に遊びに行くことです。事前予約制のために、気軽に行くことは出来なかったのですが、日程調整して、うまくチケットも予約出来てなんとか行ってこれて、とても楽しかったです。迷子になってきました。いっしょに。

狭い螺旋階段をワクワクしながら上り、吹き抜け空間を見下ろし、ミニシアターでジブリアニメを鑑賞し、パティオで井戸水バシャバシャ出して、展示室で制作現場を体験して、ラピュタのまもり神と一緒に写真撮って、麦わらぼうしで美味しいご飯食べて、マンマユートでごっそりと散財してきたりと、楽しんできました。ネコバスに乗れなかったのが心残りなんですが・・・(笑)

江戸東京たてもの園
帰りに近くの小金井市にある「江戸東京たてもの園」で開催されている、「ジブリの立体建造物展」にも行ってきました。等身大・・・じゃないや、湯屋の精巧に出来たミニチュア模型をじっくり見てきました。図録を読んでいて初めて知ったのですが、ジブリ美術館のコピー「迷子になろうよ、いっしょに。」は、千と千尋の時に出来たコピーを使ったようですね。制作は糸井重里。さすが糸井さんです。糸井さんによる「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。」の魔女の宅急便のコピーは秀逸で大好きです。

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Blog Ranking(読書・デザイン) | 2014/12/21 (日) / 23:37

醍醐寺のすべて展

奈良の国立博物館で開催されている「国宝醍醐寺のすべて 密教のほとけと聖教」展を見に行ってきました。奈良は久しぶりで、記憶をたどると8年半振りでした。奈良国立博物館の設計は、本館は片山東熊、写真の新館(西館・東館ともに)は吉村順三です。

奈良国立博物館
奈良は交通の便が悪く、電車で行こうが車で行こうが、結局2~3時間くらいはかかりそうなので、今回は高速バスで行ってきました。朝、家から出るときに豪雨が発生していて、少し経てば降り止むと思っていたのですが、いかんせんバスの時間が迫っていたので、泣く泣く出たら、案の定着いた時点で止んでました・・・。

密教は以前勉強したことがあったので、比較的知識もあり、今回目玉の五大明王像は楽しんで鑑賞出来ました。軍荼利明王(ぐんだりみょうおう)は、口から飛び出た牙とおでこの三ツ目が、金剛夜叉明王(こんごうやしゃみょうおう)は、遠目で見たら目を閉じているような感じの五ツ目と、異教?異人?のような顔立ちが印象に残っています。降三世明王(ごうざんぜみょうおう)は手の組み方が好きで、今回はその部分もじっくり鑑賞してきました。

帰りに興福寺で阿修羅像を見ていこうと思ったら、翌日まで工事中で入れませんでした。残念。

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Blog Ranking(読書・デザイン) | 2014/08/23 (土) / 23:14

東福寺

昨年の春に「重森三玲庭園美術館」に行って以来、行きたいと思っていた東福寺(とうふくじ)に行ってきました。もちろんお目当ては、重森三玲の庭園です。

東福寺本坊庭園
こちらは、東福寺方丈の東側庭園で、北斗七星を表している庭です。東福寺のサイトを見ていたら、どうやらこの石柱は廃材を使用いているようですね。知らなかったです。他に類を見ない独特の庭園で、初心者にも分かりやすい感じで人気がありそうです。実際に現地に行って気づいたのは、石柱が結構通路に接近して配置されていて、少し窮屈な感じかなと。あと、なかなか良い感じの写真を撮るのが難しかったです。

東福寺本坊庭園
こちらも同じく方丈の庭園で、北側の庭園です。市松模様がまた格好良いのですが、時期が悪かったのか、苔の具合が良くないです。雑誌なんかでは、緑色の苔が覆い尽くして綺麗なんですが...。残念でした。全面正確な市松模様ではなく、東側に向かって(写真だと奥に向かって)徐々に模様がなくなっていく感じになっています。更に言うと、西側庭園は、井田市松(せいでんいちまつ)と呼ばれる大きめの市松模様になっています。そして見学順路は東南西北の順です。つまり大きな市松(西)→小さな市松(北)→東側に向かって徐々になくなるように、グラデーションをかけている表現方法だそうです。うーん、奥が深いです。

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Blog Ranking(読書・デザイン) | 2014/05/25 (日) / 18:45

輝北天球館

先日、昨夏以来の九州に行って来ました。今回は南九州で、鹿児島・宮崎・熊本巡りです。これで九州は残り大分のみ未踏です。

輝北天球館
写真は鹿児島県の輝北町に建つ「輝北天球館」で、設計は高崎正治です。形状が非常にぶっ飛んでいて、こんな形状よく思いつくなと思いながら、それでいてバランスよく収まっているのが凄いです。ファイナルファンタジーのような世界観です。標高550mの高地に建設されているので、写真を撮るときに背景に何も写り込まないので、良い感じの写真が撮れて楽しかったです。

輝北町は、過去四期連続で日本一星空がきれいに見える所という結果が出ていたようで、星空観測も楽しみにしていたのですが、生憎の天候不良で観測は出来ませんでした。でも過去四期と言うのが、平成3年冬期からみたいなので、もう20年以上前のことですね。

ちなみに高崎正治の建築は初めてなんですが、調べてたらまとめられてました。前衛建築家なんですね。
高崎正治の建築が圧倒的にすごい 【建築か、思想か?】

建築 | COMMENT (0) | TB (0)
Blog Ranking(読書・デザイン) | 2014/05/03 (土) / 16:36