2011年9月 | メイン |


Ordrupgaard(オードロップゴー)

ヘルシンキからコペンハーゲンへは、SASの飛行機で移動して1時間ほどで着きました。朝の便だったので昼前にはコペンに到着で、まだまだ時間もあったので、ホテルに荷物を預けてから郊外にあるオードロップゴー美術館に行ってきました。

オードロップゴー
コペンハーゲン中央駅から電車とバスを乗り継いで着いた所は、都会の街並みから一変した森の中のような所でした。通りから建物までのアプローチが森の中を歩いていくのですが、天気もあまり良くないし本当にこの道で良いのか不安になります。それでも少し歩いて行くと、写真でよく見たガラスとコンクリートの建物が見えてきてホッとしました。設計はイラク出身の女性建築家ザハ・ハディッドで、初めてのザハの建物見学です。

オードロップゴー
床がそのまま壁になりさらには天井になりと、コンクリートが一体となっていてなかなか面白い形です。脱構築主義(デコンストラクション)と呼ばれる建築ですが、正直よく分かりませんでした。美術館はちょうど企画展の準備期間中で、自分の他にカフェに1人、建物見学に1人ぐらいで、ほぼ貸し切り状態でした。ミルクティーとクッキー食べてきました。

デンマーク・ユダヤ博物館
脱構築主義建築で言えば、ほかにコペン市内にあるダニエル・リベスキンドのデンマーク・ユダヤ博物館も見えてきました。こちらは荒川修作+マドリン・ギンズの養老天命反転地を思い出させる建物でした。館内写真撮影禁止なので外観の写真を。既存建物の一部分を改修して博物館にしているようです。

Ordrupgaard
Dansk Jødisk Museum

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建築 | 2011/10/16 (日) / 10:47

Gamla stan(ガムラスタン)

ストックホルムでは、旧市街であるガムラスタンに宿を取りました。魔女の宅急便のロケ地の一つとして有名な所です。宿から一歩外に出れば、そこには魔女宅の世界が。こんな所まで聖地巡礼にやって来ました。

ガムラスタン
ストックホルムでの楽しみの一つでもあったので、アーランダ空港から市内に向かうバスの中では、景色を見ながら頭の中ではルージュの伝言がリフレインしていました。歌詞が全部分からないので、部分的にしかリフレイン出来なかったのはご愛敬で(笑)。iPhoneに入れてくれば良かったんですが、イヤホン忘れたので結果的になんともなりませんが。ガムラスタンは完全に観光地化しているので、観光客で賑わっていました。建物が高く道も入り組んでいるので、その先がどうなっているのか分からず、ワクワクと楽しみながら歩いていました。

ガムラスタン
写真は、市庁舎側から見たガムラスタンです。ストックホルムは都市計画がしっかりとしているのか、全体的に都市の作りが美しかったです。やっぱりコンクリートジャングルよりは、海だったり川だったりと、都市の中に水が入り組んでいるのはとても良い感じです。途中日本人カップルを見かけて、どこかで見たなと思っていたらヘルシンキで見かけてました。ついでに言うと、帰りの空港内でも見かけました。

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雑記 | 2011/10/10 (月) / 16:49

Skogskyrkogården(スコーグスシュルコゴーデン)

今回の旅で一番見たかったのが、ストックホルムにあるこのスコーグスシュルコゴーデン(森の墓地)です。グンナール・アスプルンドとシーグルド・レヴェレンツの共同設計で、墓地の他に火葬場や礼拝堂などあり、長期に渡って設計・施工されてきた建物(?)です。

スコーグスシュルコゴーデン
もう素晴らしかったです。ストックホルム入りの前に、天気予報を見たら滞在中は曇りや雨な感じだったのですが、結局滞在していた3日間ずっと天候に恵まれて良かったです。この自然溢れる空間は絶対に雨の日よりも晴れの日に見た方が良いと思っていたので。木々の隙間をぬって溢れんばかりの日射しが心に染み入ります。

スコーグスシュルコゴーデン
ユネスコ世界遺産にも登録されている墓地で、森や丘陵、芝生に鑑賞池と自然溢れる空間で、この日は風が強かったのですが、ザザザッと木々が揺れる音がなんとも心地良かったです。墓地ですが心地良いです(笑)。見学中には野生のリスにも遭遇しました。パンフによるとスコーグスシュルコゴーデンの中心は墓地ではなく自然だそうなので、写真のように墓地が簡素なんですね。ちなみに設計者のアスプルンドもこの墓地に眠っているようです。

Skogskyrkogården

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建築 | 2011/10/04 (火) / 21:49

ヘルシンキ中央駅

外国の特にヨーロッパの駅舎はなぜにあれほど旅情を掻き立てられるのでしょうか。素敵です。ヴォールトの屋根に開放感溢れるプラットホーム、横一列に並んだレールと列車の駅舎がとても好きです。

ヘルシンキ中央駅
そんな訳でヘルシンキ中央駅です。中央駅は移動の拠点になることが多いので、旅行中なんども訪れました。空港バスに地下鉄、街中に張り巡らされているトラムと、すべて中央駅に止まりますので、迷ったらとりあえず中央駅と。駅舎の設計はエリエル・サーリネンです。旅行前に調べるまで知らなかったのですが、JFK空港のターミナルなどを設計したエーロ・サーリネンは息子です。

ヘルシンキ中央駅
正面入り口の両側に、ランプを持った大きな4体の男性像があるのですが、これはなかなか面白かったです。上半身裸の(と言うか上半身しかありませんが)ムキムキマッチョな男性像がランプを持っているのですから。

ヘルシンキ中央駅
駅構内はいくつものシャンデリアがつり下げられていて、異国情緒あふれる感じで良かったです。フィレンツェに行ったときもそうでしたが、駅に改札がないのでプラットホームに自由に行き来出来て、間近で写真撮ってきました。朝早くプラットホームで写真撮っていたらサンクトペテルブルクからの列車が到着し、テンションが上がりました。ロシアを身近に感じたと言うか、リアルに感じた瞬間でした。

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建築 | 2011/10/02 (日) / 15:01