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解夏

解夏
大沢たかお、石田ゆり子主演で映画化された、さだまさし著の「解夏」読んでます。読みは「げげ」で。解夏って意味分からなかったんですが、仏教用語になるんですかね。簡単に言うと、僧は夏の間、寺に籠もって修行するんですが、その修行に入る日が「結夏」で、終わる日が「解夏」って事らしいです。結夏は、けっか、けつげ、けちげなどと呼ぶらしいですよ。

で、全部読んだのですが、解夏って長編小説だとばっか思っていたら短編集なんですね。解夏の中に「解夏」「秋桜」「水底の村」「サクラサク」の4編が入っています。お薦めは最後のサクラサクです。家庭を顧みず、仕事一筋に生きてきた主人公の俊介が、父親の老人性痴呆症をきっかけに家庭の"きずな"を取り戻していくって話かな。感動です。こう言った家族ネタとか老人ネタに非常に弱いんですよ。

解夏 公式サイト

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書籍 | 2004/04/10 (土) / 16:10

 

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